「新居浜日帰りツアー」開催のご報告
5回目を迎える愛媛三田会企業訪問企画は、今年は2017年4月2日(日)に新居浜市にて開催されました。
新居浜市で企業と言えば「住友」ということで、今回は住友の源流である別子銅山について勉強をしながら親睦をはかる企画です。当日は県内各三田会からの会員およびその家族合計22名が参加しました。
住友の初代総理事、広瀬宰平の展示館と旧広瀬邸からなる広瀬歴史記念館では、愛媛三田会の一宮捷宏会長、新居浜三田会の秦忠弘会長の挨拶の後、記念館の土岐管理係長の案内で記念館および隣の旧広瀬邸を見学しました。
旧広瀬邸では、見事な日本庭園の中を歩き、その後、明治10年に建てられた建物内を見学。その時代でありながら洋式トイレが設置されていたり、また当時は高価なガラスが障子に使われていたりすることに驚きました。
二階からは新居浜の市街地が一望できます。広瀬公園は新居浜市の中でも桜の名所として有名で、例年4月初めには見事な桜が見られるとのことですが、残念ながら今年は開花が非常に遅く、この日は開花したばかり。各自「満開時の絶景」を想像しながらの見学となりました。
この後、参加者はマイントピア別子に向かいました。建物の二階にあるレストラン「もりの風」で昼食をいただきいた後、観光鉱山鉄道に乗り鉱山観光に向かいました。新居浜出身の声優・水樹奈々さんの車内放送を聞きながら鉄橋を渡ると5分ほどですぐに坑道入り口に着きます。
ガイドさんの後に続いて坑道の中に入ると、そこは江戸時代の別子銅山。当時の採掘の様子や、その後近代化した別子銅山のジオラマなどの説明を聞きながら1時間弱じっくり歴史の勉強をしました。すべてを人力で行っていた時代、湧き出る水を木製のポンプで少しずつ上にくみ上げている作業は、人形を見るだけでもその大変さが分かりました。
マイントピア別子での見学を終え、新居浜駅前に2年前にオープンした総合文化施設「あかがねミュージアム」に向かいました。ここには、秋の新居浜太鼓祭りで使われる太鼓台の実物が飾ってあります。
その大きさや豪華さにため息をついた後、館内にある360°シアターで太鼓祭りのビデオを鑑賞しました。円形の部屋の壁がすべてスクリーンになっていて、そこに映し出される映像と迫力ある太鼓の音に圧倒されました。
数日前からの天気予報では雨が心配されましたが、幸い、ほとんど雨に降られることもなく見学することができました。
今回の企画を準備・運営していただいた秦会長をはじめ新居浜三田会の皆さんに心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
愛媛三田会
参加者一同